太陽系は約46億年前、銀河系(天の川銀河)の中心から約26,000光年離れた、オリオン腕の中に位置。

 DIY 日曜大工で家をつくる

小屋の内壁と棚作り

作業小屋の棚

作業用の小屋なので、外壁さえあればよさそうな気もするけれど、なるべく防音効果があるように、壁にはグラスウールの断熱材を詰めることにしました。

メインの内壁材は、合板が高騰している中にあって一番安かった、9ミリの OSBボード です。それでも1枚千円

内壁

施工前の様子

小屋の西側には窓がないので、この壁は全面的に収納スペース。4段の棚を作ります。

散らばっていた工具類などを片付け、作業開始。

グラスウールは厚さ100ミリの密度10Kのやつを・・・
これはホームセンターから購入です。1パックで5坪分入って4200円。

本来、この地区(岩手)では、壁には100ミリならば密度24Kが欲しいところですが、住居じゃないので贅沢しない ⇒ 経済性重視・・(^^ゞ

袋から出すと、気持ちいいくらい膨らみます。

全部の袋を破ると、たちまち小屋じゅうがいっぱいに・・・

小屋の内壁と断熱材施工中

間柱の間にグラスウールを入れ、OSBボードを貼って、柱・間柱を下地としてビス固定。

入り隅のところは手順をよく考えないと・・・

入隅をどうするか?

施工手順を以下のようにします。

壁の入り隅の納まり
① 入り隅

② 断熱材を入れて・・
  (片方のカドには入れない)

③ 片面に内壁材を打ちつけ

④ もう一面の下地を取り付けて

⑤ 残りの断熱材を入れて、内壁材を打ちつけ。


内壁を全部貼り終えました。

モノが置かれてないと、広く感じるんですがね~(^_^;

棚作り


たっぷりの収納力がほしいので、小屋の西側の壁に、長~い棚を作りました。

棚板は一番安上がりなOSB合板ですが、厚さ9ミリしかないので必ず支えになる桁材が必要です。

 

棚板奥側の桁材は、板を壁に打ちつけただけでいいのですが、(壁の中に下地として間柱が入っているため)

手前側には何もありません。

 

手前側には柱を立てて、そこに桁材を接合します
。 
柱材と桁材の接合方法ですが、柱側から桁材に向けて横にビス打ちしただけでは強度的に弱いし、かといって、柱に欠き込みを施して桁材をはめ込めば強いですが、手間がかかりますね。

そこで、柱に添え木を打ちつけて、添え木の上に桁材を乗せて横からビス打ちすることにしました。これは簡単で、上からの荷重にも強いです。

ただし、桁材が乾燥で縮んでしまっては効かないので、桁材はよく乾燥した木材を使います。 今回は床根太に使ったのと同じものを使用。

 

添え木の長さを一定にすれば、棚板の高さは自動的に水平になります。

小屋の棚作り完成

桁材の上に棚板を載せてビス固定。

これで小屋の棚ができました。真ん中付近がたわまないように、突っかえ棒で補強しておきました。


次の工程 ⇒ ドアの自作

 ご存じでしたか?

こんな記事も読まれています

   NEXT  ↓↓↓
ドアの自作 DIY小屋の作り方 断熱材の施工 壁面収納棚を作る 洗面所に小さな白い壁面収納を作る 押入れを作る


copyright (c) diy-ie.com since 2004

木製ドアを自作する

自作の木製ドア(フラッシュ構造)

薄いベニヤ板と角材、それに市販のドアノブを使って作った、自作の木製ドア。 

フラッシュ構造なので重厚感はないけれど、軽く、安く、安定性も良く、作りやすいものです。作り方を詳しくご紹介します。


室内から見たドア

室内側から見た手作りドア

小屋の玄関引き戸の反対側につけたので、勝手口の位置にあります。

窓は網戸になっていて、網戸自体がドアのように開閉できます。

さらに、室内側から雨戸の開閉もできるようになっています。

外側から見たドア

屋外から見た手作りドア

雨戸を上げた状態で外側から見るとこうなります。

大雨のときや夜間には、雨戸を閉めて戸締り状態にしておきます。

ドアの両側の壁はこの建物の『耐力壁』になっていて窓が設けられないため、ドア本体に窓を設ける仕組みにしたのです。

雨戸を下げた状態の手作りドアこれは雨戸を下げた状態。

内側は網戸になっているので、風を入れるとともに、蜂などの侵入を防ぎます。

ドア本体の組み立て


今回のドアはフラッシュ構造で作ることにしました。

フラッシュ構造というのは、角材の芯(枠)を、ベニヤ板などの薄い板で挟んだもので、中が空洞になっています。だから材料費も少なくて済むし、軽い!

フラッシュドアの断面構造

量産家具ではポピュラーな構造で、角材とベニヤ板を接着するのに、普通はプレス機を使うそうです。

でもDIYで自作しようという人がプレス機なんて持っているわけないので、その場合はカリクギを使うと便利。

フラッシュの枠になる角材を組み立ててます。

角材は、ツーバイ材の1×1と、余っていたスギの野縁材を38ミリに削って使用。

角材の厚みが全部揃っていることが大事なのですが、自宅をセルフビルドした時と違って、今は 自動かんな盤 を持っているので(Yahooオークションだけど・・)、こういう作業はラクラクで~す♪


この自作のドアは、高さが2.1mあるので、ベニヤ板は3×8版だと継ぎ目なしで一発で貼れます。
でも2枚だけ木材店から買うのも気が引けたので、ホームセンターで3×6版を3枚買いました(^^ゞ

高さ1820のところではベニヤ板の継ぎ目ができるので、そこには枠材が来るように配置します。

横に使う角材は全部で5本あるんですが、すべて完璧に同じ長さに切り揃えるには、大きな テーブルソー があると便利。

でもそれが無くても、丸ノコでも出来ます。左の写真は、自作の『定寸カット冶具』

切りたい長さの位置に、ストッパーとして木片をクランプで固定し、材料をストッパーに当てた状態で、冶具の右端に丸ノコのベースを添わせてカットします。

材料1本1本に、いちいち墨付けしてカットすると、微妙に誤差が出ますが、墨付けなしで冶具を使って切ると、すべてピッタリ揃うのです(^^)v

フラッシュドアの製作 断熱材の充填

枠を組んだら、まず片面にベニヤ板を接着。今回は厚さ2.7ミリのラワンベニヤを使いました。

接着剤が固まったら、窓の部分を裏側からカッターナイフで切り抜きます。 薄いので、カッターで切れてしまいます。

この自作ドアには、一応断熱材を入れます。20ミリのスタイロホームをカッターナイフで切って、それぞれの区画に押し込みました。 スタイロホームは発泡スチロールより切り易いです。

もう片面を接着。

木工ボンドを塗り塗りして・・・

塗る面がたくさんあるので、手早くやらないと固まり始めてしまいます。速乾ボンドはNG。

カリクギ

ベニヤ板の固定にはカリクギを使用。

カリクギは隠し釘に似てますが、隠し釘は、打ったあとに頭部を叩き折って釘の軸が残るのに対して、カリクギは接着剤が固まったら全部引き抜いてしまうので、軸が残らないところが違います。

適当な間隔でカリクギを打ちまくり、枠材とベニヤ板の間に、隙間ができないようにします。

カリクギの頭部についている樹脂が少し潰れて、ベニヤ板を押さえつけてくれるのです。

カリクギの引き抜き

ドアノブの取り付け

レバーハンドルのドアノブ

ドアノブはいろんな種類が売られていますが、今回はレバーハンドルのタイプで、1セット5500円のものをチョイス。

ドアノブ取付け用の穴あけ

ドアノブの受け材が必要です。ドア本体の枠材だけでは細すぎて足りないので、ツーバイ材の切れ端を枠材に抱かせることにします。 これにドアノブをビス留めして固定するわけです。

指定された位置に指定されたサイズの穴をあけておきます。Aはラッチを通す穴、Bはレバーハンドルの角芯を通す穴、Cはロックの角芯を通す穴です。

パワーピット
ラッチを通す穴をあけた枠材と受け材をつなぐ

枠材にも、ラッチを通す穴をあけ、穴同志を合わせて、枠材と受け材をビスで固定してしまいます。

ラッチの座金が当たる部分は、ノミとトリマーで浅く掘り取っておきます。

枠材にラッチを挿入
まず、ラッチを挿入して・・・

ドアノブの角芯をラッチに通す

ドアノブ本体の片方を差し込みます。 角芯を、ラッチの穴に突き通すようにします。

反対側のドアノブも取り付ける

反対側も差し込んでみます。うまく合うようです。

一旦バラして、ドア本体のベニヤ板接着に戻ります。

ドア本体表面のベニヤ板にも穴をあける

片側のベニヤ板を貼ったら、あらかじめ空けていた受け材の穴にビットを差し込んで、ベニヤ板にも穴を貫通させ、
反対側のベニヤ板を貼ったら、同じようにして穴あけ。

ドア本体を全部作ってから一気に穴あけすれば済むことなんですが、穴あけにボール盤を使ったので、小さな受け材の段階で空けておきたかったのです。(大きな工場なら一気に空けると思います。)

ラッチ受け金具 ドアノブと、ラッチ受け金具の、取り付け完了状態

ベニヤ板を両面貼ったら、ドアノブを組み立ててビスで固定します。

ドア本体を丁番でドア枠に固定した後、ドア枠の、ラッチがあたる部分をマーキングして、ノミで掘り込み、付属のラッチ受け金具を取り付ければ終了。

※ ラッチ自体は消耗品なので、不具合が出てきたら新品に交換します。

関連ページ
ドアノブ・ラッチの交換

本体の取り付け


まず、ドア本体に丁番を取り付けてから、ドア枠に固定します。

ドアの下端は床面より少しだけ浮かせた状態にするので、2.7ミリ厚のベニヤ板の切れ端を床面に敷き、その上に自作ドア本体を載せての作業です。

これはやっぱり一人ではうまくいかないようで、妻にドアを支えてもらいながらの作業でした(^^ゞ

ドア枠の間のクリアランスより、5ミリほど余裕をみて狭くドア本体を作ったので、取り付けてみると全体に隙間があって、光が入ってきます。

でもこれは、内側から戸当たりを取り付けてふさぐので問題なし。 むしろ隙間がないとうまく閉まらないです。

ただし開閉時に左上部がドア枠に接触したので、カンナで削って調整しました。

断面図(ドア本体、ドア枠、戸当たり、飾り枠などの位置関係)

ドア枠の丁番取り付け側は、重いものを支える部材なので、38ミリ厚の2×12材を使ったけど、反対側は15ミリのスギ板で間に合わせました (^^ゞ

戸当たりを、左右と上部に全部張り巡らし、すき間をすべて塞ぎます。

ドア本体を取り付けてから、本体に添わせて戸当たりを取り付けるので、もしも作りが雑で、本体が多少歪んでしまっても、すき間なくピッタリに出来るのです。(^^)v

これって、DIY的テクニックかな?

戸当たりとドア本体
右側の戸当り

 
上部と左側の戸当り

自作ドアの下部と床面の状態

床面の戸当たりに相当するのが、小屋の床そのもの。

つまりドア部分の床には段差があり、ドアの下端は小屋の床面より下がっているため、雨が吹き込むことがありません。

窓には雨戸と網戸を

室内から見たところ。

戸当たりを張り巡らしたら、すき間が全く無くなりました。 アタリマエか・・(^^ゞ

窓の部分は、人がいるときは網戸状態で明るく涼しく、夜間などで戸締りするときは雨戸で完全に塞ぎたい。

しかも雨戸は室内側から開け閉めできるようにしたい
・・・という希望があったので、ちょっと小細工をしました。

雨戸の製作

まずは外側に取り付ける雨戸。

15ミリ厚のシナランバーコア合板を雨戸本体とし、それをスライドさせるための枠材を切り出し、雨戸本体を取り囲むようにしてみました。

合板厚さ15ミリに対して、スライドさせる溝は16ミリ。 枠材はドア本体にビスで固定します。

雨戸を上に揚げた状態で、オートラッチで固定する

雨戸本体は上下にスライドするようにして、内側に取っ手をつけました。

網戸のドアを開けた状態


内側には自作網戸を丁番で固定しました。

外側にある雨戸を開閉するためには、内側の網戸を開閉できなくては操作できないので、こういう仕掛けになったのです。

自作網戸の作り方は省略しますが、こちらのページに詳しく書いています。↓↓

手作り網戸の作り方

塗装して完成

塗装する前のドア

塗装前のドア取り付け状況。これは雨戸が下がった状態です。

このままだと、なんだか間抜けな感じがするので、白く塗装した飾り枠を周囲に張り巡らすことにします。

上部に取り付ける飾り枠は、雨仕舞いを考えてこういう断面にしました。

飾り枠

・・・という感じ。

この小屋の基本パターンは、四隅と開口部周辺は白く塗装してアクセントにすることなので、ドア回りも同じように・・・

本体は浸透性の防虫防腐剤「ウッドガード」のライトオーク。 飾り枠は、水性の不透明ペイント(いわゆるペンキ)の白を塗りました。

  
塗装後の状態(雨戸が閉まっている)
完成!


これは雨戸が上がった(締めた)状態です。

地面までの高さがあるので、あとでステップを作るとしましょう。 行く行くはウッドデッキなんかも・・・

塗装後の状態(雨戸が開いている)

雨戸を下げる(開く)と、こんな感じ。

中に網戸があるので、ハチは入ってこれません。山が近いこともあって、この辺はハチが多いんですよね~


次の工程 ⇒ 2×4工法で増築

 ご存じでしたか?

こんな記事も読まれています

   NEXT  ↓↓↓
2×4で小屋の増築 DIY小屋の作り方 DIY引き戸の作り方 小屋の引き戸を作る 引き戸の自作 引違い戸を作る 上げ下げ窓の自作 引き戸付き間仕切り壁を作る 市販の室内ドアの取付け手順 ドアノブ・ラッチの交換 手作り網戸の作り方 引き出しの作り方(スライドレール使用) さしがねの使い方


木製ドアを自作する

自作の木製ドア(フラッシュ構造)

薄いベニヤ板と角材、それに市販のドアノブを使って作った、自作の木製ドア。 

フラッシュ構造なので重厚感はないけれど、軽く、安く、安定性も良く、作りやすいものです。作り方を詳しくご紹介します。


室内から見たドア

室内側から見た手作りドア

小屋の玄関引き戸の反対側につけたので、勝手口の位置にあります。

窓は網戸になっていて、網戸自体がドアのように開閉できます。

さらに、室内側から雨戸の開閉もできるようになっています。

外側から見たドア

屋外から見た手作りドア

雨戸を上げた状態で外側から見るとこうなります。

大雨のときや夜間には、雨戸を閉めて戸締り状態にしておきます。

ドアの両側の壁はこの建物の『耐力壁』になっていて窓が設けられないため、ドア本体に窓を設ける仕組みにしたのです。

雨戸を下げた状態の手作りドアこれは雨戸を下げた状態。

内側は網戸になっているので、風を入れるとともに、蜂などの侵入を防ぎます。

ドア本体の組み立て


今回のドアはフラッシュ構造で作ることにしました。

フラッシュ構造というのは、角材の芯(枠)を、ベニヤ板などの薄い板で挟んだもので、中が空洞になっています。だから材料費も少なくて済むし、軽い!

フラッシュドアの断面構造

量産家具ではポピュラーな構造で、角材とベニヤ板を接着するのに、普通はプレス機を使うそうです。

でもDIYで自作しようという人がプレス機なんて持っているわけないので、その場合はカリクギを使うと便利。

フラッシュの枠になる角材を組み立ててます。

角材は、ツーバイ材の1×1と、余っていたスギの野縁材を38ミリに削って使用。

角材の厚みが全部揃っていることが大事なのですが、自宅をセルフビルドした時と違って、今は 自動かんな盤 を持っているので(Yahooオークションだけど・・)、こういう作業はラクラクで~す♪


この自作のドアは、高さが2.1mあるので、ベニヤ板は3×8版だと継ぎ目なしで一発で貼れます。
でも2枚だけ木材店から買うのも気が引けたので、ホームセンターで3×6版を3枚買いました(^^ゞ

高さ1820のところではベニヤ板の継ぎ目ができるので、そこには枠材が来るように配置します。

横に使う角材は全部で5本あるんですが、すべて完璧に同じ長さに切り揃えるには、大きな テーブルソー があると便利。

でもそれが無くても、丸ノコでも出来ます。左の写真は、自作の『定寸カット冶具』

切りたい長さの位置に、ストッパーとして木片をクランプで固定し、材料をストッパーに当てた状態で、冶具の右端に丸ノコのベースを添わせてカットします。

材料1本1本に、いちいち墨付けしてカットすると、微妙に誤差が出ますが、墨付けなしで冶具を使って切ると、すべてピッタリ揃うのです(^^)v

フラッシュドアの製作 断熱材の充填

枠を組んだら、まず片面にベニヤ板を接着。今回は厚さ2.7ミリのラワンベニヤを使いました。

接着剤が固まったら、窓の部分を裏側からカッターナイフで切り抜きます。 薄いので、カッターで切れてしまいます。

この自作ドアには、一応断熱材を入れます。20ミリのスタイロホームをカッターナイフで切って、それぞれの区画に押し込みました。 スタイロホームは発泡スチロールより切り易いです。

もう片面を接着。

木工ボンドを塗り塗りして・・・

塗る面がたくさんあるので、手早くやらないと固まり始めてしまいます。速乾ボンドはNG。

カリクギ

ベニヤ板の固定にはカリクギを使用。

カリクギは隠し釘に似てますが、隠し釘は、打ったあとに頭部を叩き折って釘の軸が残るのに対して、カリクギは接着剤が固まったら全部引き抜いてしまうので、軸が残らないところが違います。

適当な間隔でカリクギを打ちまくり、枠材とベニヤ板の間に、隙間ができないようにします。

カリクギの頭部についている樹脂が少し潰れて、ベニヤ板を押さえつけてくれるのです。

カリクギの引き抜き

ドアノブの取り付け

レバーハンドルのドアノブ

ドアノブはいろんな種類が売られていますが、今回はレバーハンドルのタイプで、1セット5500円のものをチョイス。

ドアノブ取付け用の穴あけ

ドアノブの受け材が必要です。ドア本体の枠材だけでは細すぎて足りないので、ツーバイ材の切れ端を枠材に抱かせることにします。 これにドアノブをビス留めして固定するわけです。

指定された位置に指定されたサイズの穴をあけておきます。Aはラッチを通す穴、Bはレバーハンドルの角芯を通す穴、Cはロックの角芯を通す穴です。

パワーピット
ラッチを通す穴をあけた枠材と受け材をつなぐ

枠材にも、ラッチを通す穴をあけ、穴同志を合わせて、枠材と受け材をビスで固定してしまいます。

ラッチの座金が当たる部分は、ノミとトリマーで浅く掘り取っておきます。

枠材にラッチを挿入
まず、ラッチを挿入して・・・

ドアノブの角芯をラッチに通す

ドアノブ本体の片方を差し込みます。 角芯を、ラッチの穴に突き通すようにします。

反対側のドアノブも取り付ける

反対側も差し込んでみます。うまく合うようです。

一旦バラして、ドア本体のベニヤ板接着に戻ります。

ドア本体表面のベニヤ板にも穴をあける

片側のベニヤ板を貼ったら、あらかじめ空けていた受け材の穴にビットを差し込んで、ベニヤ板にも穴を貫通させ、
反対側のベニヤ板を貼ったら、同じようにして穴あけ。

ドア本体を全部作ってから一気に穴あけすれば済むことなんですが、穴あけにボール盤を使ったので、小さな受け材の段階で空けておきたかったのです。(大きな工場なら一気に空けると思います。)

ラッチ受け金具 ドアノブと、ラッチ受け金具の、取り付け完了状態

ベニヤ板を両面貼ったら、ドアノブを組み立ててビスで固定します。

ドア本体を丁番でドア枠に固定した後、ドア枠の、ラッチがあたる部分をマーキングして、ノミで掘り込み、付属のラッチ受け金具を取り付ければ終了。

※ ラッチ自体は消耗品なので、不具合が出てきたら新品に交換します。

関連ページ
ドアノブ・ラッチの交換

本体の取り付け


まず、ドア本体に丁番を取り付けてから、ドア枠に固定します。

ドアの下端は床面より少しだけ浮かせた状態にするので、2.7ミリ厚のベニヤ板の切れ端を床面に敷き、その上に自作ドア本体を載せての作業です。

これはやっぱり一人ではうまくいかないようで、妻にドアを支えてもらいながらの作業でした(^^ゞ

ドア枠の間のクリアランスより、5ミリほど余裕をみて狭くドア本体を作ったので、取り付けてみると全体に隙間があって、光が入ってきます。

でもこれは、内側から戸当たりを取り付けてふさぐので問題なし。 むしろ隙間がないとうまく閉まらないです。

ただし開閉時に左上部がドア枠に接触したので、カンナで削って調整しました。

断面図(ドア本体、ドア枠、戸当たり、飾り枠などの位置関係)

ドア枠の丁番取り付け側は、重いものを支える部材なので、38ミリ厚の2×12材を使ったけど、反対側は15ミリのスギ板で間に合わせました (^^ゞ

戸当たりを、左右と上部に全部張り巡らし、すき間をすべて塞ぎます。

ドア本体を取り付けてから、本体に添わせて戸当たりを取り付けるので、もしも作りが雑で、本体が多少歪んでしまっても、すき間なくピッタリに出来るのです。(^^)v

これって、DIY的テクニックかな?

戸当たりとドア本体
右側の戸当り

 
上部と左側の戸当り

自作ドアの下部と床面の状態

床面の戸当たりに相当するのが、小屋の床そのもの。

つまりドア部分の床には段差があり、ドアの下端は小屋の床面より下がっているため、雨が吹き込むことがありません。

窓には雨戸と網戸を

室内から見たところ。

戸当たりを張り巡らしたら、すき間が全く無くなりました。 アタリマエか・・(^^ゞ

窓の部分は、人がいるときは網戸状態で明るく涼しく、夜間などで戸締りするときは雨戸で完全に塞ぎたい。

しかも雨戸は室内側から開け閉めできるようにしたい
・・・という希望があったので、ちょっと小細工をしました。

雨戸の製作

まずは外側に取り付ける雨戸。

15ミリ厚のシナランバーコア合板を雨戸本体とし、それをスライドさせるための枠材を切り出し、雨戸本体を取り囲むようにしてみました。

合板厚さ15ミリに対して、スライドさせる溝は16ミリ。 枠材はドア本体にビスで固定します。

雨戸を上に揚げた状態で、オートラッチで固定する

雨戸本体は上下にスライドするようにして、内側に取っ手をつけました。

網戸のドアを開けた状態


内側には自作網戸を丁番で固定しました。

外側にある雨戸を開閉するためには、内側の網戸を開閉できなくては操作できないので、こういう仕掛けになったのです。

自作網戸の作り方は省略しますが、こちらのページに詳しく書いています。↓↓

手作り網戸の作り方

塗装して完成

塗装する前のドア

塗装前のドア取り付け状況。これは雨戸が下がった状態です。

このままだと、なんだか間抜けな感じがするので、白く塗装した飾り枠を周囲に張り巡らすことにします。

上部に取り付ける飾り枠は、雨仕舞いを考えてこういう断面にしました。

飾り枠

・・・という感じ。

この小屋の基本パターンは、四隅と開口部周辺は白く塗装してアクセントにすることなので、ドア回りも同じように・・・

本体は浸透性の防虫防腐剤「ウッドガード」のライトオーク。 飾り枠は、水性の不透明ペイント(いわゆるペンキ)の白を塗りました。

  
塗装後の状態(雨戸が閉まっている)
完成!


これは雨戸が上がった(締めた)状態です。

地面までの高さがあるので、あとでステップを作るとしましょう。 行く行くはウッドデッキなんかも・・・

塗装後の状態(雨戸が開いている)

雨戸を下げる(開く)と、こんな感じ。

中に網戸があるので、ハチは入ってこれません。山が近いこともあって、この辺はハチが多いんですよね~


次の工程 ⇒ 2×4工法で増築

 ご存じでしたか?

こんな記事も読まれています

   NEXT  ↓↓↓
2×4で小屋の増築 DIY小屋の作り方 DIY引き戸の作り方 小屋の引き戸を作る 引き戸の自作 引違い戸を作る 上げ下げ窓の自作 引き戸付き間仕切り壁を作る 市販の室内ドアの取付け手順 ドアノブ・ラッチの交換 手作り網戸の作り方 引き出しの作り方(スライドレール使用) さしがねの使い方


copyright (c) diy-ie.com since 2004

コメント

このブログの人気の投稿

太陽は銀河系の中では主系列星の一つで、スペクトル型はG2V(金色)である。

ナレンドラ ダモダルダス モディ नरेन्द्र दामोदरदास मोदी Narendra Damodardas Modi 1950 9 17生 18代インド首相 前グジャラート州首相

太陽系は約46億年前、銀河系(天の川銀河)の中心から約26,000光年離れた、オリオン腕の中に位置。