太陽系は約46億年前、銀河系(天の川銀河)の中心から約26,000光年離れた、オリオン腕の中に位置。
「なぜ戦争は儲かるのだろう?」
「戦争が起きると、どんな企業が儲かるのだろう?」
フリーランス国際協力師の原貫太です。今回はこのような疑問にお答えします。
なぜ、世界から戦争はなくならないのか?誰もが人生で一度は考えたことがある疑問でしょう。
民族や宗教の違い、イデオロギーの対立…。世界から戦争がなくならない原因は、様々にあります。
ですが、現代では戦争というのは一つのビッグビジネスになっており、戦争が起きることによって、莫大な利益を上げている企業があります。
これもまた、世界から戦争がなくならない大きな原因です。
戦争はなぜ儲かるのか?軍需産業や武器ビジネスの実態、さらには過去の歴史を紐解きながら、戦争が儲かる仕組みを見ていきましょう。
目次
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YouTubeでも解説しました。動画のほうが絶対分かりやすいです。
なぜ戦争は儲かるのか?
なぜ戦争は儲かるのか?
その理由を一言で説明すれば、世界には戦争に関わる企業や労働者がたくさんおり、戦争が起きると様々な産業に利益がもたらされるからです。
逆に言えば、この世から戦争がなくなってしまえば、莫大な数の企業が倒産し、失業者に溢れてしまいます。
戦争や軍事には、たくさんの企業が関係しています。
兵士が使用する銃を生産している武器メーカー。
兵士が着用する軍服を生産しているアパレルメーカー。
兵士がジャングルの中で使うフェイスペイントを生産している化粧品メーカー。
戦場で乗り回す戦車や装甲車、軍用機を生産している重機メーカー。
このような企業は、戦争や軍拡競争が起きれば起きるほど、国家や軍隊からたくさんの発注が入り、より多くの利益を上げることができるのです。
戦争で儲ける軍需産業の規模
軍隊で使われるものを製造したり、販売したりする産業を、軍需産業と呼びます。
ストックホルム国際平和研究所が公表した軍需産業に関するデータによると、武器の製造や軍事関連のサービスを提供する企業・世界トップ100社による2017年の売上は、なんと44兆2800億円。
戦争や軍事に関わるビジネスだけで、毎年44兆円以上もの経済効果があるということです。
ちなみにトップ100社のうち、42社が軍事大国アメリカの企業で、これらの企業だけでも約25兆円もの売上を出しています。
もし世界から戦争というものが完璧になくなってしまえば、この44兆円もの売上がゼロになってしまうのです。
武器の製造や軍事サービスに関わる企業で、世界で最も売上を出しているのはアメリカのロッキード・マーティン社。2017年の売上は約5兆円です。
ロッキード・マーティン社で働く人の数は、世界全体で約11万人もいます。このことからも、万が一世界から戦争という概念がなくなってしまえば、膨大な数の人が失業してしまうことが分かります。
アメリカでは軍需産業の存在によって毎年莫大な利益が生み出されており、たとえ戦争が起きていない平時であっても、多くの人たちの生活が軍需産業によって成り立っています。
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